安心安全を売る難しさ。
どこかの産地で基準を超える農薬成分が検出されました、ってニュース。
そんなニュースを聞くたびに、
安心安全の大切さをみんな思い出す。
でも悲しいことに、その安心安全に値段がつかない。
ということは価値はない、ということ。
誰がどうやって作ったか知らない、そんな野菜と、
第三者が栽培の確認をして、残留農薬の検査までした野菜。
それが店では同じ値段で売られています。
農家が
「これは安心安全な方法で作っています。」
「他の誰かが作った得体のしれない野菜とは違います。」
と言っても、
店では
「安心安全じゃないものは売れないから持ってこないで。」
で終わり。
つまり、安心安全は当たり前ということ。
最低基準ということ。
チラシで、
安い!!は買うけど、
安心安全!!は並んでまで買おうと思わない。。
それが現実。
だから未だにそんなニュースが流れる。
野菜の流通関係者は、
どうすれば他の野菜と差別化できるか、
高く買って貰えるか、
それが今の悩みです。